恐らく隅から隅までファンブックを含むネタバレしかありません。
まだ鬼滅の刃を読んでいない方でこれから楽しもうと思っていらっしゃる方々におかれましてはご注意くださいまし。
ツイッターにて完走記念につぶやいた感想が、『ギユートミオカは嫌われていないイコール友達って受け取ってる可能性あるな』だけだったので、もうちょっと考えを吐き出そうと思いました。
なお、ギユートミオカが、村田ー！ って呼びかけてその後の村田さんが後で飯食いに行こうなっておまけのコマで言ってたことからそう思いつきました。
ギユートミオカにおかれましては、さねみちゃんと仲良くなろうとおはぎを懐に忍ばせることを思いついてムフフとしているところが大好きです。ついでにキメ学で『心外』ってなってるところも大好きです。つまりギユートミオカ大好きです。ただ、全体的にみんな好きかなーとは思っています。
４年以上の連載のお話を４日くらいで読み終わる、という書き手にとってどうかと思う読み方をしたせいか、カプは描かれている以上を受け取らなかったです。ただ、ヒメジマさんが誰よりカプ厨なのが楽しいですね。そのヒメジマさんはみんな好きなのもいいですね。周囲の関係性を楽しめるのは、好かれているものの余裕か・・・
おばみつはちょっと切なすぎましたね。５人の子持ちになってよかった・・・
他には原作で描かれていたので、炭カナと善ねずと伊アオでふむふむと思いました。
でもさー、現在の子孫が善ねずはひ孫に対して炭カナサイドは玄孫ってのはやっぱり痣者の
宿命がボディブローを決めたのかなあと悲しくなったりもしました。
んで、痣者・・・って気づいて、さねみちゃんとギユートミオカが子孫を残してるの、よくやったなあってしみじみ思いました。
こっからまずは不死川さんと冨岡さんについて。
ヒメジマさん情報ではありますけれども、ふたりとも胡蝶姉妹に思いを寄せていたということでしたので、さねみちゃんは走馬灯で、ギユートミオカは竈門兄妹によって、自分の生は生きようと決めたと思います。が、こう、子孫を残すという行為はひとりでできるもんじゃないわけで、どちらも２５歳までのタイムリミットが超絶に迫り来ているわけではないですか。現にヒメジマさんは夜明けで亡くなってしまったのだし、縁壱さんの特別感は誰も持っていないという現状だと思うんですよ。
あえて話の中で縁壱さんレベルの特別感があった人は、たんじゅろさんなんだろうなって。才能ありまくりだから炭焼きの分際であんな動きも可能だったのでしょう・・・がやっぱり選ばれしものではないから不具合もある、みたいな。とは言いつつ、彼も１巻ですでに過去の人でしたね。ちなみに「かくしゃくの子だな」ってはがねづかさんに最初にたんじろくんが言われたときに、「いえ、炭十郎とキエの子です」って答える流れ、好きです。ちびまる子ちゃんがお母さんに「子供は風の子だよ」って言われて「アンタの子だよ」ってつっこんでるの好きだったので、同じ流れだなって思いました。
話を戻します。
だから、さねみちゃんとギユートミオカは、無惨戦後をアディショナルタイムととらえるんじゃないかと思ったんですよ。本来はないはずなのにいろんな要素で作られたおまけの時間、みたいな。自分の血は残さないでいいから胡蝶姉妹が愛していた蝶屋敷の女の子たちが末永く幸せに生きていけるように見守る、みたいなわかり切った短さの人生を歩み始めていたんじゃないかなって。だから相手が必要な行為をしなさそうって思ったんです。
でも鬼滅の刃の想像が広がるところって、結果が残されていて、経過がないんですよね。いいですよね。
ふたりとも真面目なのでご結婚をしてから子作りかな～とも思ったのですが、上記の理由で『残された妻がかわいそうすぎるから所帯を持つ気になれない』などとおはぎ食いながら、あるあるだよな～って一度くらい話したり・・・しないか。おはぎうまいな、くらいしか話さないな。
まあそれは置いといて、特にさねみちゃんは残り時間が一番ないので、全部の事情を知ってるレベル高い押しかけ女房（柱稽古参加した鬼殺隊員の誰かとかですかね）か、事情を知ってる遊郭の方とかが子供ができたから腹くくれ！ みたいな感じなのかなーとか。
さねみちゃんが腹くくって所帯もってしまったので、ギユートミオカにおかれましてはさらに反面教師になるのか追い風になるのか不安なところですが、きりやくんが事情を知ってるいいとこのお嬢さんと仲を取り持ったりしたのかな～なんて。ここは炭カナにも絡みそうですね。
んで、炭カナと善ねずと伊アオの話。
ファンブック読む前から善ねずは放っといても丸く収まりそうだなって思っていたのですが、まさかのファンブックできちんと丸く収まるところまで描いてくれているとか、手厚すぎません？ 善ねずハッピーで終了ですやんって思いました＾＾
時は大正ですから、仲良しトリオの中で唯一、体調体力で問題のないいのちゃんは、軍人さんになっちゃうんだろうなあ強いし・・・そしてシベリアに飛ばされたりするんだ・・・って金カムとはいからさんに寄りすぎた展開を考えました。だから青葉さんも我妻家とだいぶ違う年齢なのかなって。
炭カナはさあ、たんじろくんが痣者だからこれはまたこじれそうだよな～と。上記した柱ふたりのように、善ねずと伊アオの幸せを見届けたら俺はそれでいいんだ生きた甲斐があった、とか言い出しそう。言い出すならまだいいけど心の中で決めてそう。
だから真っ先にくっつくはずだった善ねずよりも、雲取山で同居してるたんじろくん以外の３人が結託してカナヲちゃんとの関係をぶりぶり押し出していくのかな～などと。そこにギユートミオカのごたごたが影響したりして、ふたりはまたそばの早食い競争したりするんですけど、それより前にふたりとも結論出してるんじゃないかなw
ただし、炭カナも女子が頑張らないと腹くくってくれなさそう。腹くくったら長男だから何とかなるけど。
伊アオはアオイさんよりもいのちゃんが頑張ってくれそうだけど、軍人さんだもんな（勝手に決めつけた）。残していくから先に子供を作っていくのか、残していけないから必ず帰ると縛るのか、どうなんだそこ。・・・って軍人って決まったわけじゃなかった。
アオイさんがいのちゃん用のお盆を用意してくれたことに嬉しくなってるいのちゃんが、ココイチで可愛かったです。
いずれ、お医者さんになったカナヲちゃんがゆしろうくんに手伝ってもらって痣者を何とかするお薬を開発するかもしれないけど、それを前提としない所帯持ちに痣者３人はなったんだろうなとは思います。お強い人たちですし。
さねみちゃんとギユートミオカと炭カナの第一子はすったもんだあってもきっと、直後に生まれてるんですよね。妻たちにあなたの未来をくれと言われたのかもしれない。
ゆしろうくんは“人間”でありながら１３０年くらい付き合ってくれたきりやくんのことをとても大事に思っているのだろうなって思いました。
いつか、日本最高齢記録が更新されなくなった時、久しぶりに涙するんだろうなと。切ないぞ。
とまあ、こんな感じのことを読み終えてぐるぐると回っていましたね。
鬼滅の刃は、戦闘シーンとその後のレベルアップシーンの緩急で、たくさんの余地があるのがいいですね。
感想を書きながら思ったけども、痣者の結婚に関するすったもんだに祭りの神がしゃしゃり出てくる可能性もありますね。安定感あるしな。
今更なんですが、上記で語ったキャラクターの各呼び方について。
不死川さんのことは鬼滅の刃を読む前から彼を推している友達が「さねみちゃん」と表現していたのでそのせいで彼は登場時から私にとってはさねみちゃん呼びのキャラクターでした。
ギユートミオカは・・・なんだろ。最初からぶれずにギユートミオカだったんですよね。おディーンさんの語感につられたのかな。特に彼に演じてほしいわけではないです。これも身内に推している人がいて、その人が絶対に「冨岡義勇」ってフルネームで呼ぶのでつられている感じもします。
たんじろくんはたんじろくん。すみちゃんって呼ぶと遊郭の時のすみちゃんにフォルムが寄ってしまうので。
仲良しトリオは最終巻以前までは、たんじろくん、ぜんいつくん、いのすけくん、と読んでいたのですが、いのすけくんだけは最終巻の炭売りの際のいのちゃん呼びが可愛くてあっさりそっちになりました。
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